たまに町を歩いてると、発表会帰りの子供たちを見かけるのですが
「その頭ちがーう!!」
と心で叫んでおります。
あ、バレエの人は髪型のことを頭と言います(;^_^A
それはともかく、自分が出る合同発表会でも、他のクラスの生徒の頭を見て
「その頭ちがーう!!」
って心で叫ぶこともあります。
案外知られてないのか、先生が指導してないのか、不明です。
でも書いておきたい!
なので正しい頭の必要アイテムと作り方、やりがちな失敗などを書いてみようと思います。
基本セットはこちら

- 霧吹き:100均のもの。髪を濡らすため
- ヘアジェル:髪の毛をキープするため。ワックスだとピンが滑るのでジェル。
- ヘアゴム:細いゴムがポイント。詳細はのちほど
- ヘアピン:大小のもの
- Uピン:色々用途あり
- ヘアネット:バレエショップでも売ってるし、普通のヘアネットでもいい。
普通はネットを頭全体に被って髪型を抑えるもの。
キャサリン妃が普段使いでネット使ってるのを以前見たことありますw。 - くし:目が細かいものを
団子ではない、後頭部なのだ
よくバレエでは「頭に団子を作る」といいますが、確かに団子なんですけど、どちらかと言うと「後頭部の一部にしてしまう」というのが理想。

遠くから見るとこんな感じです。
首ラインからつながったような後頭部ができます。
近くで見るとおかしいですが、遠くから見るときれいなんですよね。
でもって違う例はこちら

いかにもお団子がのっかってる感じ。
これ遠くから見るとカッコ悪い。
あとこれだと頭飾りもきれいに乗らないんですね。
じゃあどうやって作るの?
1)ポニーテールを作ります。
ポニーテールを作る位置は、後頭部ラインになる位置で結ぶのが理想。

緑色のラインのとおり、鼻と目の一直線がきれいな位置。
短くてできないこともあるけど、それでもなんとか上げます。
短い場合はハーフアップでまず上を結び、下部分をハーフアップの部分にまで持っていく結び方をすると、うまく上がります。
また後ろのおくれ髪がたるまないようにしっかり下の毛を上げます。
ここが難しいんですよね。。。
ゴムは、細い紐状のものを使います。
しっかり結ぶためにわっかのゴムではなく、紐状のものをグルグル巻く方法で結びます。
これが一番重要であり、一番難しい。。。
私も長いことやってるけど、やっぱり出来ない時は出来ない。
なのでたまに友人にやってもらったりします。
2)髪をネットに入れ込みます。
ネットをグルっとまわし、二重になった状態で、ポニーテールを入れます。

3)団子をつぶす!
これが一番ポイント。
後頭部にするために、団子を平たくなるようにつぶします。
薄っぺらーい団子を作りましょう。
そして頭に這うように。
髪の毛が長かったり量が多かったりするとパンケーキみたいになります。
でもこれが理想。
ここでポニーテールを結んだゴムが太いと、その部分だけボコっとなってしまいます。
だからポニーテールするときに細いゴムを使っています。
4)ヘアピンでとめる
Uピンでもいいですが、ヘアピンの方がちゃんと止まります。

ちなみに大小持ち歩いてます。
大は後ろのおくれ髪や、この団子を止める用。
小は前髪などを止める用。
Uピンはちょっと出てきた毛を団子に入れ込んだりはするけど、用途はあまりない。。。けど持ち歩いています。
ピンは、アメリカンピン(ペアピンの先に玉がついてるやつ)はNGです。このタイプだと団子や頭飾りに刺さらないんですよね。
海外バレリーナは色々ヘアスタイル作ってるのに、なんでこんな頭にするの?
彼らは後頭部がものの見事にきれいだから!
ああ我らが日本人。
後頭部がきれーになってる人はあまりおらず。
絶壁さんもいらっしゃる。。
なのでこの頭は遠くからみたら「かろうじて」きれいに見える頭なのです。
キトリやパキータなどは下にお団子した方がかっこいいけれど
でも案外上に団子した方がきれいだったりするんですよ。首筋がきれいに見えるんですね。
幼児はこの限りではない。けど小学校1-2年生からはちゃんとやりたい
幼児は髪も少ないし、これはできません。
髪のボリュームも少ないのでヘアネットじゃなくていいです、普通の薄いネットで。
ヘアネットが意外と高いので、もったいないです。
お稽古用の100均とかで売ってるやつはダメですが。
幼児はいいけど、小学生になったら、やっぱりきちんとやりたいですね。
中高生、大人バレエは絶対これやった方がきれいだと思います。
難しいけど、練習すればできるようになります。
以上、バレエの髪型について書いてみました!
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