大人のバレエレッスン、初めて行くクラスはとても緊張します。
全員バックグラウンドが違う。当然年齢も違う。そして経験も違う。
そんな様々な違う人たちの集まりが大人のバレエ教室です。
バレエクラスって、面白いこともあるけれど、はたから見たら「え、何それ?」ってことも多々あります。
ずっとクラスにいると気が付かないけど、他人か見ると「謎」ってこと、あるじゃないですか?
今回はバレエクラスの「謎」にフォーカスしてみたいと思います。
ちなみにこれから書く謎は、日本で始め、アメリカ、シンガポールのオープンクラスに行った私が、どこでも経験したことです。
世界共通とは、これまたすごい(;^_^A
なぜかバーの位置が決まっている
スタジオに設置されてるバー、あるいは組み立ててセンターに出すバー。
最初はバーでレッスンなので、バーの位置を確保します。
「どこのバーでもいいじゃん」
と思うでしょう?
しかしなぜか教室の中では、誰がどの位置のバーを使うかって決まっています。
それは「決まってる」わけではないのです。「この人はここ」っていうのが「なんとなく」決まっちゃってるのです。
もちろん先頭さんで、前に鏡のない場所は、バーの動きがきちんと覚えられる人が配置されます。
大体端っこが良いって人が好んで行くので、決まってますが(;^_^A
また全身が見える鏡の前は大人気です。特に片手バーになったときに正面が鏡になるポジションは絶対に誰かの定位置になってるはず。
だから初めてのオープンクラスに行くときは、絶対ここの位置は取りません。
そしてここが怖いところですが、いつもの自分の場所に知らない人がいたら、大概みなさん大人ですので何も言わずに違う場所で「仕方なく」やります。
しかし人によっては「あ、ここ私のいつもの場所なの」とか言い出して無理矢理場所を取る人もいます。
あるいは無言で無理矢理狭い場所に座り込み、いる人を排除しようとしたりします。
恐ろしい!
はっきり言いますが「決まってない」ので自由なんですよ、本当は。
私はいつも行くクラスだと、慣れているので大体決まった位置に行きますが、位置についてはまったくこだわりがありません。
混んできたら別のバーに行っちゃうこともしばしば。それでも特に何とも思いません。
あまり行かないクラスや初めてのクラスに行ったら、全員が自分の場所を確保した後を見計らって、空いてる場所に入ります。
それくらい、気を遣うものなのです。
しかしバーの位置にこだわる人、長年やってても意味がわかりません。
なぜかセンターの位置も決まっている
バーが終わったらセンターに置いたバーを片づけて、センターレッスンです。
定位置で数人ずつ、ゆっくり踊ったりジャンプしたりします。
決まった位置はバーの時だけかと思いきや、センターの時まで決まってたりします。
1グループ目、真ん中、前列
みたいなのを必ずやる人がいます。
これもどこでもいいんだけどね。
なぜか移動するアンシェヌマンでも位置が決まっている
ピルエットやジャンプなど、スタジオを右から左(逆もしかり)に行く動きの場合、大体3-4人のグループが人数によって3つ4つと出来上がり、順番にそれぞれ踊ります。
そして1番目にやるグループの人は大体決まっています。
その人たちは、振りをちゃんと覚えている上手な人たちです。
理由は、覚えきれてない・不安な人たちが「うまい人を見て確認してからやりたい」って感じで結構いるからです。
でもそんな調子で「見てから、確認してから。まだ私やんなくていいよね」って思ってると、最後のグループになってしまいます。
そうなると見本になりそうな「ちゃんと覚えてる人」はおらず、よくわかってない人だらけになって全員自滅するパターンもあります。
お教室の志向によってお稽古着が違う

子供の場合はレオタードが決まってたりしますが、大人のバレエ教室は自由です。
自由、なんて響きが良いんでしょう!早速チャコットでかわいいバレエアイテム買ってきましょう!
がしかし!教室によってメンバーの服装が似たり寄ったりしてることがあります。
「黒タイツ多め」
「ピンクタイツ・レオタード・スカート正統派軍団」
「レオタードとピンクタイツのみの厳しい系」
「自由気まま!ヨガウェアで踊っちゃう!」
という感じで教室により趣向があるようです。
先生は大人バレエの服装について特には問いませんが、たまにおっしゃる先生もいらっしゃるそうです。
でも大人のバレエなんて、本人が着たいものを着るのが一番なんじゃないかなぁって私は思います。
一応初心者さんの体験クラスは「動きやすい恰好と靴下」と普段あるものを着てできます。
入ろうと思ったクラスが見つかったら、そのクラスのメンバーさんの服装を参考にしながら買い足していくのがいいかなと思います。
ちなみに私のクラスはとてつもなく自由だけど、ちゃんとバレエウェア着てる人もいるといった感じ。
私は暑い時、レオタードとゆるっとした薄手ヨガパンツで踊っちゃってます。足がベトベトしてタイツを履くのが嫌だから。
先生が一番偉い
教えてくれる先生が一番偉いです。
先生が曇りと言ったら晴れてても曇りだし、カラスが白いと言ったら白いの。例外はなし!!
大人クラスはそうでもないけど、子供クラスなんて本当「先生が一番偉い」の印象が強いです。
「挨拶しっかりして、言うこと聞かないと怒られる。びしーっと躾!礼儀正しく!」
これを売りにして、親たちに「子供にバレエいかがですか?」って売ってる先生もいるぐらいですしね。
謎であって怖くはない。逆に雰囲気悪かったら教室変えるし!
こちらに並べた謎、日本でもシンガポールでもやってみて思ったことなので、万国共通なのかなぁと思いました。
ただこれは不思議なカルチャーなのであって、怖いことは全くありません。
むしろ教室行ったときに、不自然な空気、雰囲気の悪さを感じたら、体験クラスで辞めておきましょう。
世の中楽しいクラスがたくさんありますから、別のところに行けば楽しいかもしれません。
それとも案外バレエ面倒くさいとか思った?
いえいえ面倒くさいことはありませんよ。あなたもバレエ教室行き始めたら、ここに並べたことが普通になるから(笑
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