歌舞伎座へ、七月大歌舞伎を見に行きました!
毎年7月は海老蔵スペシャル。
海老蔵が夜の部で十三役やり、堀越勘玄くんが出るということで話題性もばっちり。
なんとかチケットも取れて行ってきました!
昼の部
高塒
右團次が主役。うまいなぁこの人は。
初めて高塒を見たけど、面白かった。
天狗が出てきて色々と。
歌舞伎十八番ってことでそれなりに歴史があるものだけど、初心者が見ても楽しいんじゃないかな。
個人的には寿猿さん。この方御年89歳。まだバリバリ元気だわ。最近ちょろっと出てくる役ばっかりだったけど、今回はかなりセリフもあったし、三階席からでもばっちり聞こえるくらい。さすがだ!
西郷と豚姫
テンポの良い新しい歌舞伎。
獅童もいいけど、個人的ツボは芸者連中で、梅丸くんがかわいいなぁ(*^▽^*)って。
素襖落
竹本葵太夫、人間国宝認定おめでとうございます。
海老蔵復活おめでとう。
しかしランチ後でちょっと寝落ちた。。。
外郎売
まぁみんなこれが見たくて来てるんでしょ。私もそうだw
花道奥からのセリフもすごいし、やっぱり早口部分すごいわー。
小学1年生がこれやっちゃうんだからな。
かわいいのはかわいいんだけど、役者として有望だなぁ。将来楽しみ。
夜の部
海老蔵が頑張りまくる夜の部。
星合世十三團
感想主に2つ。
① 長い、長すぎる、しつこすぎる。
今回長くて、最初は21時53分終演って話だった。
私もちょっと長いなーと思ったけど、地方から日帰りの人は途中で帰らないと間に合わないって話を某所で聞いた。
今はもうちょっと短くなり、21時28分終演。
私が見たときは20分ぐらいに終演してたかな。それでも途中で帰る人ちらほら。
で、どんな作品かと思ったら、正直「ここ削ってもいいだろ」ってところが数か所。
お客様に最後まで楽しんでもらうのと、自分がやりたくてしょうがないことの、折り合いがついてないようだった。
まぁ、それってなかなか難しいようですねぇ(;^_^A
② 作品的には「That’s海老蔵ショー」
まぁ私が海老蔵ファンで歌舞伎見たことなくて、ちょっと見ようかなって思ったら、この作品は悪くないのかもしれない。
今の私から見たら、正直微妙だった。
海老蔵の海老蔵による海老蔵のためのエンターテインメントショー。
あと話題の十三役だけど、確かに早いのはすごいんだけど、役替わりの人どうするのかと思ったら「お面で対応」で、それもばっちり見えてて、微妙だなと。
早変わりは「早変わりをしたことがばれず、役替わりの人の顔が見えないからなおさらわからない」ってのが面白んだけど、今回バレバレのお面でちょっと興ざめした。
でもまぁ、頑張ってたなぁ海老蔵。

顧客集客率ナンバー1:歌舞伎ファンを増やせるのか
ここんところ、海老蔵ぐらいじゃないでしょうか?座頭で歌舞伎座を満席に出来る人は。
歌舞伎を見て思ったのが、案外歌舞伎座を全部埋めるのは難しいってこと。
古典ばっかりやってると、全然埋まらない。
作品もセレクションが悪いと、全然埋まらない。
歌舞伎コアファンだけじゃ、まったくもって埋まらない。
エンターテインメント商売ってチケットの売り上げだからなぁ。
だから演目セレクションと役者セレクションは重要なんだなぁと思った。
そんな中で開拓しなくちゃならないのは、新規の顧客を歌舞伎ファンに仕立てること。
だから海老蔵のようなブログ人気の人とか、それ以外の若手で外のドラマ出たりとかして、
「歌舞伎見てみようかな」
って人を増やすのもわかる。商売演劇だからね。
問題はそこから「じゃあ古典も見てみよう」「他の役者も見てみよう」って人が増えるかどうかだね。
私はあまり満足しなかったけど、こうゆう作品なら歌舞伎見たことない人も楽しんでくれる!っていう作品なのかもしれない。
(でも先月の三谷かぶきも外部客を呼ぶいいネタだったけど、これは満足したけどね。若干好みの問題かな。)
おまけ
今月のもなかアイスはクッキーつき。

いつもはついてません。
これはつくときとつかないとき、何が違うんでしょうか?
以上、七月大歌舞伎についてでした!
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