南極へはツアーへ参加すれば行くことができます。
日程は2週間は必要だし、お金もかかるのですが、不可能ではありません。
- どうやって手配するか
- 金額は?
- 安く行くには?
- 現地でのお金どうするか
などご紹介します。
南極ツアーの参加方法
南極へ行くにはツアーで行くのが一般的です。
ではどこにそんなツアーがあるのでしょうか?
日本のツアー会社に申し込む
日本の旅行会社も、日本から南極に行くツアーを出しています。
有名どころだとクルーズライフさんでしょうか。
お値段はそこそこしますね。
色んなツアー出してて、内容もとても詳しいと思います。
英語できないのであればこれが一番おススメかと思います。
しかし高いです。
でももうちょっと安く行く方法もあります。
現地でラストミニッツ狙い
ラストミニッツとは、出発日が迫ってるものでまだ空室がある部屋を、ディスカウントして売り出す方法です。
南極ツアーの申し込みは約1年前から始まりますが、急なキャンセルや、最後まで埋まらなかった部屋などが、割引で出ることがあります。
これがかなりお得で、通常の半額ぐらいでツアーが売り出されることもあります。
バックパッカーなど、時間に自由のある人が、このラストミニッツを狙って南極へ行くことが多いです。
ウシュアイアの町に滞在し、町を歩いてツアー会社を訪ねると、大体ラストミニッツが出てきます。
しかしこの方法は長期に渡ってウシュアイアに滞在し、粘り強く待たなくてはならないというデメリットがありました。
社会人ならそんなに待てませんよね。。。
SNSでラストミニッツ情報をゲットする
最近はSMS時代。ラストミニッツをSMSで流す旅行会社が出てきました。
SMSで流れてきたラストミニッツに対して問い合わせをし、早い者勝ちで部屋をゲットします。
これならばウシュアイアに無駄に長くいなくてもOK。
短くて5日後のもの、長くて1か月後のものとか、出てきます。
世界一周者など時間のある人であれば、一番良いのはアルゼンチン周辺を旅行しながらラストミニッツが出るのを待つことですね。
ラストミニッツが出たら申し込みして即ウシュアイアへ。行くのが時間のロスもなくてぴったりです。
日本から行くのであれば、1か月後のものなら、航空券もなんとかディスカウントな値段で手配が間に合うかと思います。
そう考えると、南極ってかなり行きやすい時代になったのかと思います。
SMSで情報を流す旅行会社
Freestyle Adventure Travel

実際に私が申し込んだところです。
Whatsappでラストミニッツ情報流してくれます。
また乗船の前日にはピザパーティーを開いてくれて、事前にこの会社で申し込んだ人たちと集まることができ、事前にお友達ができてよかったです。もちろんほとんどバックパッカー(笑
Antarctica Ushuaia Turismo
https://www.facebook.com/antarcticaushuaiaturismo/
Facebookで情報を流してくれます。
ここのお姉さんがとても親切でWhatsappで電話くれたりもしました。
英語ができるのであればなおさらお得です。
手配はわかった、じゃあ値段は?
ここで言う値段は、ウシュアイア発着のクルーズツアーのみの値段です。
日本からウシュアイアまで行く航空券や地上でのホテル代は除外してます。
で、値段ですが、
高いですねもちろん(;^_^A そりゃ極地に行くんですもの、とても高いですよね。
昔はラストミニッツは3000ドル台で行けてました。
でも最近そんな安いのはシーズンの始まりでしか出ません。
安い理由はあまり天気よくない時期だからです。
天気が良くないと、上陸する可能性が下がる。。。。それじゃ嫌ですよね。
ではちょうどいい時期のラストミニッツはいくらか?
大体現在は5000ドルぐらいがラストミニッツ値段です。
ちなみにこれは一人の値段です。基本誰かと部屋のシェアを前提とした値段です。
ベッドルームのタイプは窓がついてたり、ついてない部屋だったりと、色々です。
私が買ったツアー値段
私はちなみに5000ドル台を狙いました。
上に書いた旅行会社のSMSを毎日チェック。
日本からだったので、行けるタイミングが一応決まっていました。
なので1か月後で出ればいいなと思ってチェックしていました。
そしてある朝、5000ドル台が出た!
出たとたんに即申し込みして無事ツアーをゲット。
私が申し込んだラストミニッツは5499ドルでした。
ツアー値上がりの理由
ちなみに値上がりの原因は、アルゼンチンの経済状況の悪さもあるけど、主に中国人団体ツアーが原因。
最近は中国人が大量に押しよせてきていまて、そのおかげで値段も高騰してます。
お金持ちになったな中国人。南極にも団体が来るなんてすごい。
でも「なんでかな」と思って、一緒の船に乗ってた中国人ツアーリーダー(英語しゃべれる)に聞きました。
団体ツアーができるから。
by中国人ツアーリーダーさん
中国人ツアーは大人数が宿泊できるホテルがないと成り立たないんだよね。
クルーズだと大人数が泊まれるから団体連れてっても宿泊困らない。
またウシュアイアの町も団体が泊まれるホテルがある。
そしてそんな遠くでも行きたいという人が出てきたこともあるね。
特に中国の南極基地の影響で行きたい人が増えたかな(ちなみに最近の中国の南極戦略はかなりすごい)。
そしてそんな高い金でも払える人が増えた。
だそうですよ。そのツアーリーダーさんは南極ツアー5回目とのことでした。
高いのはわかったが、その中で安く行くにはいつ行けばいい?
ともかく高いですが、安いのを狙うなら
オフシーズンのもの。
南極のピークは
- 年末年始クリスマスシーズン
>>>これは欧米人を中心に、世界から大量に人が押し寄せるから - ペンギンのヒナが増えだす1-2月
>>>ペンギンのヒナ、見たいじゃないですか。みんなそうだから、やっぱり高い。 - クジラが増えだす3月
>>>めっちゃ近くまで来るらしいです。
なのでこれを避けて安い時期を狙います。
- シーズン初めの10月下旬から、12月半ばまで
- シーズン終わりの3月下旬以降、終わるまで
この2つは安いです。
しかし!天候が不安定で上陸できる可能性が下がったりもします。
あと「ペンギンのヒナ見なくちゃ意味ないじゃん!!」ってこともあるので、それを狙うのであればお金が高くてもピークシーズンに行く方がいいです。
どんなお部屋に申し込めばいいの?
お部屋ですが、クルーズの場合、部屋によって値段が違います。
私の部屋は丸い窓(Potholeと言われる)部屋でした。

クルーズの部屋レベルは、安い順に
- 窓なし内側
- 丸窓(Pothole)
- 窓あり(Window)
そしてその上にはバルコニー付きとか色々、上限なく。もちろん高い。
ディスカウントない値段だと底値がオフシーズンで6000ドル台がありますが、これは3人シェアで窓なしのお部屋です。
白夜を経験し、目覚めたときに窓を覗くとそこはそこは南極!ってのをやりたい人は窓ありがいいかもです。
でも、ラストミニッツはチョイスなし!
まずは狙う値段の目安を決めておきましょう。
そしてその値段出たら「これだ!」と思って早く抑えたもの勝ち。部屋は問わず、です。
高い値段だけど、何が含まれてるの?
金額に含まれるもの
乗船代
部屋とベッド1台。毎日ルームメイキングしてくれて快適なホテル生活です。
バックパッカーたちは「こんなゴージャスな滞在久しぶりすぎる!」と感動していました。
ごはんと飲み物
3食食事(出発日のディナーから、下船日の朝食まで)
おやつ軽い飲み物(水、お茶、コーヒー)
映画とかでポップコーン出てきたりとか、とにかくお腹空きません。
むしろ動かないのでデブまっしぐら。
上陸代
毎日上陸するためのボートや、上陸時の案内なども。毎日のレクチャーも聞き放題です。
上陸用ジャケット(持って帰れる)と長靴レンタル

防水・防寒のジャケットは無料でプレゼントです。
パッカーの子が「これ買ったら200アメリカドルぐらいはする!!」と言って感動していました。
ジャケットは防水タイプで、中綿がしっかり入ってて暖かかったです。
無料で持ち帰れますが、私には大きすぎるし邪魔だったので、置いてきちゃいました(;^_^A
上陸用の長靴はレンタルです。
船にたくさん積んであり、サイズ合わせもしてくれます。
中がフカフカするちゃんとした長靴です。
上陸時は少し海水に浸かるので必須です。
足の小さい私のサイズもちゃんとありました。
金額に含まれない、その他の追加費用
アルコール飲料、コーラなどのジュース
これらを飲まなければ飲み物はタダです。
お湯もあるし、コーヒーや紅茶は飲み放題。
私は南極着いたとき、さすがに祝ってはいられなくてビール飲みました。
船によってはビールパッケージなど売ってたりするので、チェックしましょう。
私のこちら、5本で25ドルとかだったかな。高いけどレストランで飲むのと変わらない値段かと思います。

オプションツアー
上陸して歩くのはタダですが、追加で色んなツアーをするとお金がかかります。
シーカヤックはUSD200、スノーシューはUSD120ぐらいでした。
カヤックは経験者じゃないとダメでしたが、その分ものすごく良かったらしいです。
防水パンツ・ 防水手袋
上陸時は海水に浸かるので防水パンツは必須です。上陸後も雪の世界なので濡れます。
ここは山用のレインウエアのパンツでOK。
手袋は寒いのでインナーレイヤー用に薄手のものを、そして外側には防水のものをすると安心です。
またスキー用手袋を持っていれば、それでなんとかなります。
ちなみにこれらは持ってなくても、ウシュアイアの町でレンタルできます。
重たい荷物を持ち歩きたくなければ、レンタルを利用するのもおすすめです。
チップ
強制的にチップを取られます。
私の船は1日13ドルをチャージ、それを船員で案分するというものでした。
もちろん「あの素晴らしいスタッフにあげたい!」ってことであればその自動チャージを拒否して、「XXさんにあげる」というのを申し込んでもOKです。
ツアー代は払った。じゃあどのくらいお金持っていけばいい?
乗船中はお金要りません。
乗船の受付時にクレジットカードを登録して、そのカードですべて決済するのでキャッシュレス。
バーやなんかで支払うときは、部屋番号と名前を伝えればOK。
下船前日に最後の領収書が部屋に届きます。
これは普通のクルーズ船と同じですね。
また、Port Lockroyというイギリスの自然環境団体が運営する南極基地にお土産屋さんがあり、そこもクレジットカード決済です。
むしろ銀行がないからその方が助かるとのことでした。
そしてアルゼンチン自体もカード社会なので使いません。
ほんのちょっとお金があればいい感じです。
そんなに治安の良い国じゃないので、現金を大量に持ち歩かなくて済むのは助かりますね。
以上、南極ツアー云々について書いてみました。
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