南極に旅行で行く*日程と滞在中の過ごし方

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南極旅行
South Shetland Island

南極ツアー、船で行くとどんなことをするんだろう?

ということで行った私がご紹介。

また日本から行く際の航空券の日程アレンジについてもご紹介します!

ちなみに私が参加したツアーはベーシックなコース、Classic Antarcticaというコースです。

これはどの船会社でも日程は同じなはずです。着岸地点が微妙に違うぐらいでしょうか。

他のコースでも大体同じようなものだと思いますので、他のコースに参加の方にも参考になるかと思います。

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全日程スケジュール

コースは10日間です。

うち、1日目は夕方出発、最終日は朝到着です。

なので実質9日みたいなもの。

天候等ありますが、ざっとこんな感じです。

1日目

昼以降から乗船開始。

夕方集合し、1回目のミーティング、注意事項や避難訓練などをし、ディナー。

夕方出港、ビーグル水道を通って外海に出ます。深夜寝たころにドレーク海峡に入るので、寝る前に酔い止めを飲んでから寝ます。

2日目

目覚めるとドレーク海峡で右左に揺れています。朝からフルの朝食、当然来ない人や吐く人も。

その後暇なので自然のレクチャーや、南極上陸に関して守らなければいけないルールのレクチャーなどし、ランチ食べてまたレクチャー、そしてティータイムのおやつ、そしてディナー。

夜はゲーム大会など。

3日目

2日目と同じ。ここからは大体皆さん酔い止め飲んでればなんとか慣れてきます。

南極に上陸するにあたり、外部生物を持ち込まないため、家から持ってきて上陸時に使うもの(リュックや防水パンツ、手袋など)を掃除機で吸い取る作業もこの日に。

1日目にスケジュール通り出ていれば本当は夕方ごろサウスシェットランド諸島に着いたそうですが、それはできず、ひたすらドレーク海峡を渡ります。

4日目

やっと大陸、というかサウスシェットランド諸島!

午前と午後でアクティビティ、間にランチやティータイム。

ディナーの後はまたまたゲーム大会。

5日目

ここから南極半島。午前と午後で上陸。間にランチやティータイム。

ディナーの後は映画上映

6日目

5日目と同じ

7日目

同じ、午後のアクティビティだけはせかされます。

もう夕方から南米に向けて戻らなければならないから。

到着日の午後から次のツアーを乗せるので、スケジュールが遅れてはいけません。

しかもドレーク海峡は何が起こるかわからないほどの波の高さと天候。

船長が結構焦るみたいです。

それでもなるべくみんなを南極にいさせるような努力はしているみたいです。

8日目

ドレーク海峡、ひたすら戻ります。

船内アクティビティは行きと同じくレクチャーなどです。

レクリエーションとして餃子づくりがありました。中国人が多かったからかな。

9日目

最終日ってことで船内はお祭り状態になります。

レクチャーや最後の集会なども。船員さんありがとう大会などもあり、みんなで乾杯です。

ちなみに戻りは早かったので夕方にはビーグル水道、夜にはもうウシュアイアについていました。

でも船に泊まれるので1泊します。

10日目

朝ごはんののち、下船。

ドレーク海峡2日間、何するの?

ドレーク海峡の間は酔っていなければとても暇です。

唯一出ることのできる後ろのデッキ(ここなら落ちない)からアルバトロスを眺めるってのもありますが。

そんな人たちを飽きさせないよう、レクチャーがたくさんあります。

みんな暇なので出席率高し

ただし英語できない人はつまらないかも。。

中国人が多い船は中国人通訳が乗ってて、必ず英語の後は中国語の翻訳が入ります。

レクチャーは必須だったり任意参加だったりです。

レクチャーの中身は

  • 南極上陸の方法
  • 南極で守らなければいけないルール
  • 南極探検の歴史
  • 南極基地で働いてた元調査員のガイドによる体験記
  • 南極での自然破壊
  • 南極で見られるペンギン
  • 南極で見られるクジラとその歴史
  • 中国の南極基地建設の歴史(中国人多かったからあった)

と全部南極がらみの内容となっています。

最初の2つは全員必須。あとは聞きたい人だけ聞くもの。

酔っていて南極上陸に関してのセッションに参加できなかったら、別途セッションやってくれます。

じゃないと本当上陸させてくれないから(;^_^A

右左に揺れながらなので結構大変。たまに椅子ごと倒れてドミノ倒しになってたりしました。ご注意くださいね。

ごはんは何食べるの?

ごはんは基本的にビュッフェかコース

ビュッフェ

テーブルは適当だけど大体中国人グループは固まってこっち側に、ってのは決まってたけど、基本自由。

おひとり様でもガイドが来て一緒に食べたり、他の人が来ておしゃべりしたりと、楽しめます。

食事はもちろん洋食だけど、中国人が多い船だと中華なメニューもあり。

特に朝ごはんは中国人多い船だとおかゆがあって日本人としては助かります。

オムレツステーションもあるけど、揺れてる中オムレツなんてキツいです。食べてる人いたけれど。

あとドレーク海峡の最中だとお皿が落ちたりすることもありました。
いきなり「ガシャガシャガシャガシャ~~~」って(;^_^A

さらにおやつ時間にはティータイム、ケーキやスコーンが出ます。このスコーンがおいしくて、特にクロッテッドクリーム、生クリームですね。

そしてアクティビティは外をちょこっと出歩くだけ。

つまり気を付けないとデブまっしぐら。

ポテチなどのおやつはないのでウシュアイアで買っていくのもあり。

でも食べ放題でティータイムもあるのでお腹は常に満たされ、まったく必要ないですね。


本当に上陸できるの?

これは天候次第なのですが、運が悪いと全然上陸できません。

自然なので、船長がダメと言ったらダメ。

もちろん努力はしているけど、やっぱり危ないときはあります。

波が高すぎたり、吹雪で前が見えなかったり。

そんな時は上陸はできず、遠くから見るだけ。

私の場合はアクティビティは1つだけミス。

それは中国人基地のあるエリアの上陸。

本当は日曜日中に着くはずが、ウシュアイア出発が遅れたため着けず、中国人基地は月曜日は仕事のため上陸許可が出ませんでした。

それでも天気が良かったのでボートに乗って近くまで行って写真撮ることはできました。

私は別によかったのですが、中国人ツアー客はここに訪問したくて来てた人が多く、結構がっかりしてたらしい(とあとで英語の出来る女の子が教えてくれた)。

そのあとのスケジュールは全部スケジュールどおりでした!

ちなみに私の乗った船の前のツアーでは、上陸が1回しかできなかったそうです。しかもその1回も本当に数分上陸しただけで撤退という。。。

なので一概に全部スケジュール通りとは言えないみたいです。

日本から手配するときの飛行機のチケット

日本から行くときは、こんな感じでチケットを取るといいと思います。

  • 出港2日前ーブエノスアイレス到着
  • 出港1日前ーウシュアイア到着
  • 帰港当日ーウシュアイア出発
  • 帰港翌日ーブエノスアイレス出発

船の出発日2日前にブエノスアイレス到着

国際線到着日にそのままウシュアイア便にうまく乗り継げれば出港前日でもいいけれど、以下注意。

空港は2つあり、国際線はエセイサ空港、一部の国内線のみエセイサ発であとはホルヘニューベリーっていう市内にある古い空港になります。

ウシュアイア行きはエセイサから出るにも1日数本ありますが、ほとんどがホルヘニューベリー発です。

エセイサからホルヘニューベリーへは連絡バスはありますが(有料)、朝は渋滞で混みます。

そのへんを考えると、できたら半日ぐらいトランジットタイムは欲しい。

まぁでも日本からブエノスアイレスまでかなり時間もかかるし、さらに3時間かけてウシュアイアまで行くのは大変なので、ブエノスアイレスで1泊するのもありかな、と思います。

出港日前日にウシュアイア到着

アルゼンチンの飛行機あまり信用ならないので、ウシュアイアには出港前日に着いてた方がベター。

実際私のブエノスアイレスへの帰りの便は、ブエノスアイレスが大雨のため半日遅れになりました。

本当は午前中到着だったのに到着は昼以降でした。

仮にもしこのフライト利用してそのまま船に乗るってことなら、かなりギリギリで焦ってしまうかも。

そんなことを考えると出港前日までに着いてた方がよさそうです。

帰港日の午後に、ウシュアイア出発は可能です

帰りは当日の午後便、夕方以降の便なら確実に乗れます。

なぜなら次のツアーが帰港日の夕方から始まるので、船は絶対遅れることができないから、必ず帰港日の朝にはウシュアイアに着いているのです。そこで掃除や積荷の入れ替えもしなくちゃいけないしね。

団体客もその日の午後にウシュアイアを出発していました。

また他の個人トラベラーもそのままパタゴニア(エルカラファテ)に飛んだりバスで行ったりしてました。

ただ港に戻っても天候次第でなかなか入港出来ないこともあるみたいですが、次のツアーもあるので船員さんたちみんな必死です。

なので必ず到着できます。

帰港日翌日にブエノスアイレス発で帰る

戻りの便が深夜発ならそれに乗れれば時間の節約になりますね。

でもなければブエノスアイレスで一泊して、帰国便に乗ることになります。

ブエノスアイレスも1日ぐらい観光してもいいかもしれませんね。




あわせてどうぞ、南極シリーズ

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